オープンガーデンとは


 オープンガーデンは、1927年にガーデニングの先進国イギリスで始まりました。
主催者は、エリザベス女王の母君を総裁とする慈善団体「ナショナル・ガーデン・スキーム」(全英庭園機構。NGS)で、そこに登録された庭園が公開日などに入場料を受け公開され、収益金は医療福祉基金などの支援にあてられています。
 オープンガーデンに登録された庭園は、表紙の色にちなんで「イエローブック」と呼ばれガイドブックで紹介され、一般市民の方々が休日や国内旅行の折に、各地の庭園を訪ねます。
 このような活動はカナダやニュージーランドでもさかんに行われ、国内でもオープンガーデンを実施又支援する自治体も増えてきました。
 オープンガーデンの良さは、ガーデニング愛好家の情報交換や技術向上の場となることはもちろんのことですが、園芸を行なっていない人でも、丹精込めて育てられた庭を気軽に楽しむことができ、花と緑を通じて多くの方々と交流の輪が、そして何よりも花と緑の街づくりの輪が広がっていくことです

オープンガーデンの心得とマナー


 オープンガーデンは、庭園所有者の善意と好意によってボランティアで実施しているものです。庭主への感謝の気持ちを忘れず、お互い楽しく鑑賞し交流するために、次のことを必ず守ってください。
1.鑑賞できるのは、公開期間中のみです。公開期間は各お庭によって異なります。オープンガーデンマップ裏面でご確認ください。
2.入場・訪問の際には気持ちよく挨拶しましょう。留守中の許可を得た訪問でもルールとマナーは守りましょう。
3.オープンガーデンへの来訪者用の駐車場が有りとなっている場合でも台数が限られていますし、庭園所有者の急な都合により駐車できない場合もあります。車で行く時は乗り合わせるなどして、近隣の皆さんの迷惑にならないようご配慮ください。
4.花壇の中などに無断で入らないようにしてください。樹木や花に触れて痛めたり、植物を抜き取る、枝や花を摘み取るなどの行為は絶対やめましょう。また、ペットは庭園内にいれないでください。
5.「これより先はご遠慮ください」などの案内板がある時は案内板に従ってください。家やトイレなどプライベートな場所には入れません。トイレは公衆トイレを使いましょう。
6.庭園を開放していただいている庭主への感謝の気持ちを忘れず、お互い楽しくそして気持ちよく鑑賞し、交流してください。庭の批判をしたり、他の庭と比べたりはやめましょう。
みなさんのマナー次第で、次の年からオープンガーデンを開催出来なくなる事もあります。上記のマナーを守って、楽しく庭めぐり・花めぐりで心豊かな交流をしましょう。
※ 公開期間・時間は各お庭によって異なります。ガイドブックでご確認ください。また、公開期間中であっても庭主の急な都合により、鑑賞できなくなる場合もあります。ご容赦ください。(※当日のご都合は玄関先の看板で表示されます)